2005年販売のG-SHOCK GW-400HLJ-9JF ベルトが切れて放置だったのですが、電波時計&ソーラーなので ひたすら正確な時を刻んでくれています。かわいそうなので直すことにしました。
ベルトを探す
以前にも替えベルトを探したのですが他のモデルと互換性が無く諦めました。
取り付けがバネ式ではなく、両ネジなんです。
メーカーに色違いでも良いからと問い合わせしましたが、海外生産モデルという事もあり部品在庫ゼロでした。
諦めず調べているとベースモデルがわかりました。SILENCER GW-400J-1JF
ベゼルやベルト固定ネジは欠品ですが、ベルトは辛うじてショップ在庫がありました。即購入(そして、今は『売り切れ』 最後の1個だったのか?)
色違い どうする?
さぁて、どうしたものか?
塗装?と思ってググって見ると『染色』と言うワードが…
『染色』?
なんとまぁ!G-SHOCKのベルトやベゼルはウレタン樹脂なので染色ができるらしい。
そして、たくさんの方が実践されていてかなり綺麗!
染色なので元の色より濃い色じゃないと染まらない。という事はベルトに合わせてベゼルを黒にするしか無いかな?
染色してみる。
準備
まずは染料 ダイロンマルチのエボニーブラック
墨入れ用のポスカと染色作業用に100均ショップで使い捨てのアルミ鍋を購入
携帯ガスコンロと割り箸を準備しました。
分解
ベルトは既に外していましたが、両ネジ式なのでマイナスドライバーを2本使っての作業なのでやりづらいです。
あとは本体の両サイドの1本づつネジがありますので外すと写真のようにバラバラになります。
ここで注意!内側のベゼル?を外すと本体上部側に小さい穴が2箇所あり、そこに小さなバネが入っています。なくさないように!おそらく、内側のベゼル?の金属部分が電波時計用のアンテナになっていて、バネで接触させていると思われます。
全体的にアルコールで洗浄しました。
やってみっか!
諸先輩のブログを参考にやってみましょう。
https://mandarinnote.com/archives/6745
https://stepfunlife.com/aw-500g-1ev-custom
黒ベタなのでとりあえず細かいことは気にせず、やってみます。
まず、アルミ鍋に300cc程の水を入れて、沸かします。
沸騰したら火を止めて、ダイロンマルチ1袋と塩大さじ1杯入れます。(塩より酢の方が良い。との情報もあり。)割り箸で混ぜ混ぜ混ぜ…
ベゼル投入!
とりあえず20分放置で出してみた。
染まった!と思いましたが水洗いしてみると、まだまだベースの黄色が残っています。
2回目
染色用の液は加熱すれば何度でも使えます。
カーキ色っぽくなった。
3回目
まぁ、良いかな?
液は再利用できますのでダイドーブラックの空き缶に入れて保管しておきます。
墨入れ
ベゼルの文字部分を好きな色のポスカで染めます。ベタベタと塗ってはみ出しても問題ないです。
はみ出た部分をアルコールで拭けば完成!
表示部分の丸いやつ(名前知らない)、黄色に合わせた色になっているので違和感があるけど、まぁ良いよね!
うわぁ!そこも塗っている人居た!
http://takky5940410.blog.fc2.com/blog-entry-184.html
早速裏蓋を外してみましたが、それ以上は危険な香りしかしないので、そ~っと戻しました。
などと、まるで何事もなかった様ですが、最後の組み立てで
ビス無くした!
ベルト固定ネジの小さい方が飛んで何処かへ行ってしまった…さて、純正部品は欠品だし…どうする?
マイクロネジの類なのだが、まずはノギスで測ってみた。タップ部分は1.1mmなのでM1.2なのかな?
タップサイズがわかった所でネジ頭が丁度良いのあるか?
マイクロネジ規格品でM1.2の場合、頭の外径はΦ1.8 純正ネジの軸径はΦ1.8、頭の外径はΦ3.0 駄目だこりゃ!他に方法は…
『ベルト固定ネジ 両ねじ』でググってみた…Φ1.3とΦ1.5は標準的にあるのだが、Φ1.8が無い!
最悪はΦ1.5で誤魔化すとして…他に無いかな?
Φ1.8径で長さ24mm…丁度良さそうだけど…リベットピン?
ダメ元で買ってみよう!
届きました!ん?頭の外径が大きい…Φ4.0
ベルトの穴径はΦ3.5か…
入れちゃえ!バイスで挟んで圧入しました。
染色で閃いた!
そういえば最近流行っているアレ!
https://www.wagakki-ichiba.com/fuzoku20161.html
糸を染色すれば良いわけだが…
ダイロンではテトロン(=ポリエステル)は染められないんです。
調べてみた…
みやこ染 コールダイホットなら絹、テトロン、ナイロン共に染められるかな。
私はやる予定は無いので、誰かやってみて!
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