津軽三味線 豆知識 その1 『駒の位置とツボの関係』

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津軽三味線を学ぶために諸先輩方や三味線屋さんのサイト巡りをしてきました。

しかし、それらではあまり語られていない内容をご紹介したいと思います。

まずは、『駒の位置とツボの関係』です。『駒の位置』で検索すると『音緒から指2,3本』や『中央に寄せる程、音が大きくなる』云々は出てきます。まぁ、それはそうなのですが、肝心なことが出ていません。それは

『駒の位置を変えるとツボが変わります。』

ギターであれば、フレットやブリッジが固定されていますので気にもしませんが、オクターブ調整の意味など、ちょっとした知識があれば当たり前なことです。三味線から始めた人やギター経験者でもプレイにしか興味のない人にとっては意外と気づかない事ではないでしょうか?

三味線には、そもそもツボの目印はありませんので、『そんな事はどうでも良い!』ってことなのでしょうか?しかし、実際にはプロの方でも棹の視線側にマークを付けている方は多いですよね?目安なので正確性は必要ないでしょうけど…

あまりオススメはできませんが、初心者用に『ツボシール』『譜尺シール』『勘所シール』などの商品名で棹に貼るシールがあります。

これを貼ったところで『駒の位置を変えるとツボが変わります。』という事がわかっていないとシールの位置を押さえたところで正確な音は出ません。(偶然以外では)

そこで先生方は『だから耳で覚えなきゃ!』と仰るでしょう。その通りです。

それでも『シールを使いたい!』のであれば、駒の位置を変えてください。

ギターであれば12フレットが開放のオクターブ上です。そして、ナット~ブリッジの長さ(有効弦長)の1/2になります。

三味線の場合、10のツボがソレに当たりますので、シールを貼って、上駒から10のツボの長さを測り、その長さを10のツボから駒に向かって合わせた位置が駒の位置になります。(私はシールを使った事がないので理論的な話です。)

ちなみに私は『シルバーのペイントマーカー』で印を付けています。(3,4,6,9,10,12,14,16)消したいときは爪でカリカリすれば消えるので

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