棹の握り方、これ、ギターの癖が取れなくて未だに苦労しています。ギター経験者が『津軽三味線』を始める場合、右手の『撥』に戸惑いますが、左手はあまり苦労せずに出来ます。(最初は…)
しかし、先に進むにつれて『アレ?何でこんな事出来ないの?』って言う壁にぶつかります。『ユリ』の動きが苦手なのです。(クラシックギタリストなら問題ないのかな?)(『ユリ』については【左手編】で解説します。)そして、その原因は『棹の握り方』に原因がありました。
下3枚の写真を御覧ください。
違いがわかりますか?
※ちなみに『津軽三味線』では基本的には『小指』を使いませんので、『折り曲げておく』が正しい様ですが、私自身は(今の所)直す必要を感じていませんので伸びています。
『親指』の位置が違います。と言うよりも正確には『津軽三味線』は『握らない』にかなり近いのです。
私はメタル系ギタリストなので『クラシック・グリップ』と『シェイクハンド・グリップ』の両方を使い分けしますが、『握らない』は未知の領域でした。
最近は意識しているのでかなり直っては来ていますが… 未だロー・ポジション(3とか4のツボ)では『親指』で握ってしまいます。特に『人差し指』で押さえる時…そして、『人差し指』での『ユリ』がうまく出来ない。
『気長に取り組みま~す!』
そもそもギターでさえ、最初に持ったギターが『ヘッド落ち』(ストラップで肩に掛けて手を離したときに重心バランスが悪くヘッドが下がってしまうギターの事)する『フライングV』だった為、左手でネックを支える癖(力配分の割合の事)があり、それがプレイに影響していることに20年程、気が付きませんでした。そして、未だに完全には直っていない。
(2019/9/6追記)
この記事を書いた後、改めてyouTubeで諸先生方の『棹の握り』について注目してみました。そこで気がついたこと。
ここで書いたように基本的には『握り込んでいない。』のですが、『握り込む』など親指の使い方(『押さえる位置』『指の角度』おそらくは『力加減』など)が様々で有ることがわかりました。
特に『ユリ』では親指を固定し、そこを支点として動かしている。という事は私が出来なかった理由は『握り込んでいた。』が原因ではなく『握り方(握り加減)』だった様です。結果的には『まずは力を抜く。』という部分で良かったようです。
『握り方』はギターの『チョーキングビブラート』に似ていますが、『移動方向』が違いますので『親指の位置』などが肝になりそうです。これから研究します。
しかし、奥が深い!
次回は『調弦(チューニング)とサワリ』についてです。
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