津軽三味線入門【はじめの一歩編】-2 『撥』の持ち方

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三味線購入に続く、第2の関門であり、この先、『永遠の課題』になるのでは無いか?と思うほどの難関が三味線を持つ前に訪れてしまいました。

私もまだまだ研究中の課題ではありますので、現時点での私の解釈です。参考にでもなれば良いかと思います。

『撥を持つ』『三味線の構え』『調弦』この3つを安定してできる事が『初心者脱出の鍵』と思っている今日この頃です。

最初に習って驚くのは『小指の位置』と『手首の角度』です。

まず『小指』は手前側(人差し指、中指、薬指の反対側)になります。そのため最初は小指が痛いです。そのうちに小指に『タコ』が出来ます。諸先輩方のサイトを見ると『小指の第2関節』辺りにできるのが正しい様ですが、私の持ち方では『小指の根本』付近に出来てしまいます。

最初は『小指』にばかり意識が行ってしまうので全然撥が振れません。(しっかり撥が持てません。)そこで私考案の撥改造はいかがでしょう?とりあえず『小指』を気にせずに先に進めます。

小指が痛いので『撥の持ち手』の角を削ったりもしましたが、正しく持てるようになるとかえって持ちづらいです。やめておきましょう!

やめたほうが良いです。

次に困ったことは『手首の角度』です。よく『90度近く曲げる。』とか言われますが、おそらくは『手首』が90度ではなく、『親指』が90度ではないでしょうか?

イメージとしてはエレクトリックベースの奏法である『スラップ奏法』(ギターでもMIYAVIさんがやっているアレ)の『サムピング』昔は『チョッパー』って言っていたアノ親指って言うか手首の動きと同じだと思っています。

すなわち『撥打ち』は『手首の回転動作』だと思います。

撥を持たずに『親指』を立てて『手首を回転させる』と手首に角度を付けた方がより『親指』に力が伝わる感じがします。その角度が『腕の延長線に対する親指の角度が90度』だと考えます。

そして、スラップ奏法やドラミングなどあらゆる打撃系に共通することは『スナップ』がヒントになると思います。(結論には至っていませんが…)

これから始めようとしている方はこの先しばらくは『撥』について、ほぼ間違いなく壁にぶつかります。そんな時のヒントをいくつか上げておきます。

①手のひらと撥の間の空間を変えてみたら!撥の角度が変わりますので手首との角度で丁度良い位置があるはずです。

②『小指』を動かせますか?『小指』は『音澄み(ねずみ)』(ミュート、音を小さくする時のテクニック)で伸ばす必要があります。動かせない場合、『小指』に力が入っています。

③『親指』は動かせますか?全体的に力が入りすぎています。(『親指』の感覚が重要ではないか?と感じているところです。)

④手首の角度は常に固定ではありません。意図的に限界まで曲げる場面も出てきますので普段は 『むしろフリーな状態』です。

⑤手首の角度を気にするよりも撥面と打面の角度を『音』で気にしましょう!

⑥多分最終的には『脱力』と『スナップ』が鍵かと思います。

(追記2020/11/12)こちらも参照

如何でしたでしょうか?私もまだ試行錯誤中です。異論・反論お待ちしております。

次回は『三味線の構え方』です。

サウンドハウス

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