津軽三味線 前撥について その1

【サウンドハウス】べっ甲風津軽バチ

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以前、『津軽三味線入門【基本奏法編】-1 撥付』では触れていませんでしたが、『前撥』について、秘密があります。

実は『津軽三味線 豆知識 その4 勝手に宣伝『オススメCD』』で紹介した、神谷茂良先生のインタビューCDでも言及されていましたが、その頃、あまりYouTubeなどでも触れられていませんでしたので遠慮していました。

最近、山影匡瑠先生や藤井黎元先生も言及されていますので便乗します。

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前撥の秘密=ピッキング・ハーモニクス

ギタリストならこのワードだけで理解できてしまいます。

『前撥』=『ピッキング・ハーモニクス&ミュート』が最大の秘密です。

ここで各先生方の動画をご紹介させていただきます。

神谷茂良先生はハーモニクスを出す場所を『30のツボ』とされています。なるほど、『30のツボ』と言えば開放音の3オクターブ上なのでハーモニクスも出やすいはず…とギタリストは理解しますが、楽器未経験者の方にとっては『何のことやら?』でしょう。

ハーモニクスって?

ギターでは最初のチューニング段階でハーモニクスは経験します。

ここで言う『ハーモニクス』は『ナチュラル・ハーモニクス奏法』です。

弦長に対して1/2(12フレット、10のツボ)、1/3(7フレット,6のツボ)、1/4(5フレット、4のツボ)などが非常に出やすい場所です。当然三味線でも出せます。

よく使うツボの正しい位置をハーモニクスがでるところと理解すると便利かも?

ギターのナチュラル・ハーモニクス奏法とは?音の出し方やコツを解説
ハーモニクスはナチュラル・ハーモニクスやピッキング・ハーモニクス、タッピング・ハーモニクスなど様々ありますが、ギターのナチュラル・ハーモニクス奏法とはなんなのか、音の出し方やコツを解説していきます。

ピッキング・ハーモニクス奏法

ピッキングハーモニクスのやり方・音作り【エレキギター博士】
ピッキングハーモニクスは、弦をピッキングした直後に(ピッキングした手の)親指の側面を弦にあてて、押えているフレットポジションの音程よりも高い「ピキーン」という金属的な倍音を得るギターの演奏方法です。

【上記リンクからの抜粋】ピッキングハーモニクスは、弦をピッキングした直後に(ピッキングした手の)親指の側面を弦にあてて、押えているフレットポジションの音程よりも高い「ピキーン」という金属的な倍音を得るギターの演奏方法です。どの弦のどのフレットでも鳴らすことができたり(かかり具合の良し悪しはありますが)、チョーキングやハンマリング/プリングなどと併用でき、ギター・ソロで用いられたりロック系リフでアクセントの一つとして用いられたりします。

親指を当てる場所は神谷茂良先生がおっしゃる『30のツボ』付近で良いと思います。周辺を試してみると音の違いはわかると思いますので試してみてください。

あとは練習するのみ

理屈はわかっていてもなかなか安定して音を出すのは難しいです。

私自身、『撥の持ち方』や『構え方』まで再度見直して練習している途中です。

そうです。『撥の持ち方』や『構え方』が間違っていたり、安定していないとできないのです。全体的に見直すチャンス!と捉えてチャレンジしてみてください。他の苦手な奏法もできるようになるかも?私もがんばります。

サウンドハウス

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